有機栽培について

最初に、栽培方法には、下記の3つがあります。
・有機栽培
・特別栽培
・慣行栽培

有機栽培(農産物)

日本農林規格(有機JAS規格)に準じて栽培する手法(農産物)。有機栽培であることを有機認証機関から認証を受ける必要がある。
・2年以上にわたり化学系の農薬、化学肥料、土壌改良材を使用していない田畑で栽培する。ただし、天然系農薬は、条件付きで認められている。

特別栽培(農産物)

特別栽培ガイドラインに従って栽培する手法(農産物)。
・当該農産物の生産過程等における節減対象農薬の使用回数が、慣行レベル(※注)の5割以下
・当該農産物の生産過程等において使用される化学肥料の窒素成分量が、慣行レベル(※注)の5割以下
 ※注:慣行レベルは都道府県によって定められている。

慣行栽培(農産物)

・有機栽培や特別栽培以外の栽培手法(農産物)。
・化学合成農薬や化学肥料、化学合成土壌改良剤などを必要に応じて利用する。使用してもよい薬品の種類は法律で定められていますが、使用回数の制限は作物の種類、都道府県によっても異なる。

有機栽培の現状

下記の有機栽培とは、有機JASの取得有無を問わず、有機的栽培を行っている数です。
・耕地面積における有機栽培の面積の割合・・・0.5%
 (農林水産省2018年データ)
先進国の中でも極めて低いです。
・全農家における有機農家数の割合 ・・・0.5%(農林水産省2010年データ)
 農家数・・・2,528,000 戸
 有機農家数・・12,000 戸