有機物の散布(堆肥、もみがら)

土つくりの手段の一つとして、有機物を畑に散布します。有機物とは、完熟堆肥ともみがらです。

完熟堆肥の使用目的は、土つくりと肥料の二つがあります。有機JASの規格を満たす堆肥は、入手が困難のため遠方からトラックで運んで頂いています。堆肥の原料は、飲食店や工場などからでる残渣(魚、野菜、卵など)、もみがら、そして木くずで、製造過程では、発酵、熟成の期間で4~5カ月かけて作られており安心して使用しています。

もみがらは、土の物理性の改善を主な目的として、太陽熱処理の前に散布します。もみがらは、炭素と窒素の割合(C/N比)が高いため、米糠、微生物資材を同時に散布します。
米の収穫が始まる9月~11月の間に、1年間に使用する籾殻を近隣の農家さんから頂くため、軽トラックを使って何回も運びます。

1年分のもみがらを集めるのは、量はあるし、もみがらで体が粉だらけになるし、重労働です。

有機栽培の大変な作業の一つに、重量のある有機物の散布があります。もみがら、堆肥などの有機物の散布は、ブレンドキャスターという機械を使って散布します。畑は点在しているため、散布予定の畑まで軽トラックで運ぶことになります。