野菜の本当の美味しさを知ってほしい。
栽培の方法によって、野菜の味は大きく変わります。お客様からは、甘い。昔懐かしく素朴な味。日持ちがする。等とご意見を頂きます。
私は、2012年に農業の世界に入りましたが、それまでは半導体業界でシステムエンジニアをしておりました。半導体、野菜 作るものは異なりますが、品質を考えたものづくりの考え方は同じであると考えております。
野菜の城のこだわりの栽培方法についてご紹介致します。
下記の図は、経営目標とする品質に対する実現手段を示したものです。
そして、当農園での品質の判断要素は、次と考えます。
- 味(美味しさ)
- 安全性
- 日持ちが良い
- 見た目が良い
- 手頃な価格
無農薬へのこだわり
無農薬の栽培方法
当農園では、化学農薬を使用せず、病害虫の管理には自然由来の方法を用いています。例えば、土壌の健康を維持するために定期的な土壌分析を行い、必要な栄養を適切に補うことで、病害虫の発生を抑制しています。また、害虫を自然の天敵や防虫ネットで防ぐなどの工夫も行っています。
無農薬の利点
安全・安心:化学物質を使用しないため、体に優しく、安全です。
美味しさ:自然な栄養分で育った野菜は、豊かな風味と栄養価を持っています。
環境保護:化学薬品を使わないことで、土壌や水質を守り、生態系への影響を最小限に抑えます。
旬の食材の提供
旬の食材とは
「野菜の城」では、旬の時期に収穫された新鮮な野菜を提供しています。旬の野菜は、その時期に最も美味しく栄養価が高いため、お客様に最高の品質をお届けできます。
旬の野菜のメリット
美味しさ:旬の野菜は最も美味しく、甘みや風味が強いです。
栄養価:栄養が豊富で、特に抗酸化物質が多く含まれています。
環境への配慮:旬の野菜は自然のサイクルに沿って育つため、栽培における環境負荷が低くなります。
土づくりの重要性
土壌分析と改善
良質な野菜を育てるためには、健康な土壌が欠かせません。「野菜の城」では、定期的な土壌分析を行い、土壌の状態を把握しています。その結果に基づいて、適切な肥料や有機質を補給し、土壌の健康を維持しています。
持続可能な土づくり
土づくりは一朝一夕にできるものではありません。継続的な努力が必要です。当農園では、堆肥や緑肥を使って土壌の改良を進め、美味しく健康な野菜を育てるための基盤を築いています。
野菜の城の土づくりについて詳しくはこちら
土づくりについて
科学的手法の導入
データに基づく栽培
「野菜の城」では、科学的手法を導入し、土壌や野菜の状態をデータに基づいて管理しています。定期的な土壌分析や栽培情報のモニタリングを行い、最適な栽培条件を整えることで、高品質な野菜を安定して生産しています。
PDCAサイクルの活用
品質の向上を図るため、PDCA(計画・実行・確認・改善)サイクルを繰り返し、常に最善の栽培方法を追求しています。これにより、持続的に高品質な野菜を提供することが可能です。
生育を左右する 「強い苗の栽培」
昔から苗七分(なえしちぶ)と言われるように、苗の良し悪しで その後の生育を左右します。苗作りには、特に注意をはらいます。
安心、安全性を保証する「有機JAS準拠の栽培」
全ての畑で有機JAS認証をとっております。病害虫が発生しないような環境つくりに努めています。
お客様との関係
顔が見える経営
「野菜の城」では、お客様に安心して野菜を購入していただけるよう、農園や栽培方法に関する情報を積極的に発信しています。インターネットを通じて、農園の日常や野菜の成長過程を共有することで、お客様との信頼関係を築いています。
お客様の声
お客様からのフィードバックを大切にし、いただいたご意見を基にサービスや品質の改善を行っています。お客様の満足度を最優先に考え、常により良い野菜づくりを目指しています。
これらの特徴やこだわりを持って、「野菜の城」はお客様に安全で美味しい野菜を提供し続けています。
有機栽培の特徴
有機栽培とは
「野菜の城」では、有機農法を採用しています。有機農法は、化学農薬や化学肥料を一切使用せず、自然の力を最大限に活用した栽培方法です。この方法により、環境への負荷を最小限に抑えつつ、安全で美味しい野菜を提供しています。
有機栽培の他に、スーパー等で一般に販売されている野菜は、下記の2つの栽培方法です。
参考までに説明させて頂きます。
・特別栽培
・慣行栽培
有機栽培(農産物)
・日本農林規格(有機JAS規格)に準じて栽培する手法(農産物)。有機栽培であることを有機認証機関から認証を受ける必要がある。
・2年以上にわたり化学系の農薬、化学肥料、土壌改良材を使用していない田畑で栽培する。ただし、天然系農薬は、条件付きで認められている。
特別栽培(農産物)
・特別栽培ガイドラインに従って栽培する手法(農産物)。
・当該農産物の生産過程等における節減対象農薬の使用回数が、慣行レベル(※注)の5割以下
・当該農産物の生産過程等において使用される化学肥料の窒素成分量が、慣行レベル(※注)の5割以下
※注:慣行レベルは都道府県によって定められている。
慣行栽培(農産物)
・有機栽培や特別栽培以外の栽培手法(農産物)。
・化学合成農薬や化学肥料、化学合成土壌改良剤などを必要に応じて利用する。使用してもよい薬品の種類は法律で定められていますが、使用回数の制限は作物の種類、都道府県によっても異なる。
有機栽培の現状
下記の有機栽培とは、有機JASの取得有無を問わず、有機的栽培を行っている数です。
・耕地面積における有機栽培の面積の割合・・・0.5%
(農林水産省2018年データ)
先進国の中でも極めて低いです。
・全農家における有機農家数の割合 ・・・0.5%(農林水産省2010年データ)
農家数・・・2,528,000 戸
有機農家数・・12,000 戸